Homebrewとは
HomebrewとはMac OS X上でソフトウェアの導入を簡単にするパッケージ管理システムです。
実行ファイルや設定ファイル、ライブラリを一つのファイルとしてまとめているものをパッケージと呼び、このパッケージのインストール(アンインストール)作業を一元管理します。パッケージやライブラリの依存関係などが管理できます。
Homebrewのインストール
Homebrewはrubyで作られているのでターミナルを起動してrubyコマンドでインストールします。
rubyはMacに標準で入っています。
$ ruby -e "$(curl -fsS http://gist.github.com/raw/323731/install_homebrew.rb)”
Homebrewのコマンド一覧
※formula:ビルド方法・手順が書かれたスクリプトのこと
#インストール可能な全てのパッケージ検索
$ brew search
#パッケージ検索
$ brew search <パッケージ名>
#正規表現でパッケージ検索
$ brew search /<パッケージ名>/
#インストール
$ brew install <パッケージ名>
#パッケージのHEADバージョンをインストール
$ brew install --HEAD <パッケージ名>
#fooの新しいHEADバージョンをインストール
$ brew install --force --HEAD <パッケージ名>
#アンインストール
$ brew remove <パッケージ名>
#パッケージの有効化
$ brew link <パッケージ名>
#パッケージの無効化
$ brew unlink <パッケージ名>
#パッケージ一覧の更新
$ brew update
#更新があるパッケージを再ビルド
$ brew upgrade
#パッケージリスト表示
$ brew list
#デッドリンク削除
$ brew prune
#インストールの問題をチェック
$ brew doctor
#brewの設定確認
$ brew --config
#インストール済みのformulaeを表示
$ brew list
#パッケージのインストールしたファイルを表示
$ brew list <パッケージ名>
#パッケージのGithub履歴ページをブラウザで表示
$ brew info --github <パッケージ名>
#インストール済みのHomebrewパッケージのサマリーを表示
$ brew info
#インストール済みのパッケージ情報を全て表示
$ brew info <パッケージ名>
#HomebrewのWebサイトをデフォルトブラウザで表示
$ brew home
#パッケージのWebサイトをデフォルトブラウザで表示
$ brew home <パッケージ名>
#ダウンロード可能なファイルのURLのformulaを生成して指定されているエディタで開く
$ brew create [url]
#formulaを生成して、tarballをダウンロードする。md5をformulaテンプレートに追加する。
$ brew create url-of-tarball --cache
#パッケージのインストール方法をMacPortsパッケージ検索ページで検索する。
$ brew create --macports <パッケージ名>
#Finkで同様のことを行う。
$ brew create --fink <パッケージ名>
#パッケージをHOMEBREWEDITORかEDITORで開く
$ brew edit <パッケージ名>
#パッケージのインストールされたファイルのHomebrew prefixシンボリックリンク作成する。
#利用可能なアップデートバージョンが存在するformulaを表示する。
$ brew outdated
#Howebrew prefixのパスを表示する。(/usr/local)
$ brew --prefix
#インストールされたformulaのパスを表示する。
$ brew --prefix <パッケージ名>
#Homebrew Cellarのパスを表示する。(/usr/local/Cellar)
$ brew --cellar
#キャッシュダウンロードのパスを表示する。(~/Library/Caches/Homebrew)
$ brew --cache Homebrew
#すべてのformulaeのコードとスタイルの問題を検査する。
$ brew audit
#インストールしたすべての古いバージョンをcellarから削除する。
$ brew cleanup
#インストールしたパッケージの古いバージョンをcellarから削除する。
$ brew cleanup <パッケージ名>